2012年09月07日

ピンク街の女税理士

ピンク街の女税理士
成合緋砂 著

ピンク街の女税理士



<非合法の世界を描いたフィクション>
題名も怪しければ、表紙絵もかなり怪しい、しかし内容はもっと怪しいのです。
著者は、学生・OLをしながらホステスをし、税理士になった成合緋砂さん(もちろんペンネーム)です。
非合法の世界を描いたフィクションです。・・・内容はとてもリアルですが。・・・・フィクション・・・のはずです。
この本、新静岡セノバの丸善の「会計学・税金」の書棚で見つけました。分類が間違っているのでは?という気もしますが、このところ経営関連の本もマンネリ化してきたところでしたので気分転換のつもりで読んでみました。


<こんな税理士が本当にいたら・・・>
本書は、脱税請負、債権整理屋、etcと言う世界が成合緋砂さん本人の一人称視点で痛快に描かれています。楽しく読めますが、わが身に置き換えると、そこらの怪談よりも怖い話です。
本書に書かれている成合さんの業務の一部を紹介します。(しつこいようですが、フィクションです・・・よね?)

・脱税の請負報酬は、脱税額の1割。顧問料の他に袖の下も要求。お歳暮・お中元大好き。現金はもっと好き。
・仕事は申告書類作成にとどまらず、浮いたお金を海外へ隠すところまで責任をもって担当する。
・新規顧客は「893」さんからの紹介に限定。
・メインの顧客は風俗業で、顧問先訪問時には売上代金を回収し、自分の顧問料を差し引いた残りを顧客の通帳に入金。
・税務署とは常に喧嘩ごし。自分の「縄張り」に税務署職員をうろつかせない。
・顧問料代わりに巻き上げたアパートを使って、風俗嬢専用アパート&風俗嬢の子息子女専用託児施設を営む。
・整理屋と連携し死期の近い会社に潜入。経理を自分の統制下に置き内部から死期をコントロール。社長を信頼させ、より大きな借金をさせて、自分と連携している整理屋・金貸し業者の貸付は倒産前に利息を含めてきっちり回収。

・・・・・凄まじいですね。・・・・と同時に、成合緋砂さん、ものすごく仕事できる人ですね。



<税理士業務の方向性>
えっ?・・・私ですか?・・・残念ながら緋砂さんの真似ができるような才覚はありません。

私が目指す会計事務所はファーストフード店のような会計事務所です。低価格で、定型化されたサービスを提供。でも結構役に立ってそこそこ便利に使える会計事務所。
そんな業務の中で、このブログで紹介しているような経営・会計のフレーバーの効いたサービスを提供できたらいいな・・・・などと夢見ています。

低価格で、定型化されたサービスを提供するだけのショボイ会計事務所なのに、経営相談等で高い付加価値を売りにするエライ税理士先生より使い勝手が良かったら、痛快ですよね。

(Amazon.comにて購入 (丸善さんゴメンなさい))

ピンク街の女税理士



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Posted by 書架の番人 at 00:45 │財務管理・資金繰り

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