2017年12月04日
新人OL社長になって会社を立て直す
新人OL社長になって会社を立て直す
佐藤義典 著

<あれから5年>
本書は「新人OLつぶれかけの会社を任される」の続編です。
前作を読んだのは自分の記録を見るとなんと2012年ですから、なんと5年越しの続編購読になります。前作はかなり気に入ったと記憶しています。軽いタッチの物語の中に、マーケティング理論が散りばめられていて読みやすく、しかも内容は実践的なものでした。
前作のブログ記事はこちら。(画像をクリックしてください)

<お店のコンセプト>
本書は大きな括りで言えば、自店の経営コンセプト探しのお話です。これが定まっていないばかりに主人公「売れタマ」の運営するイタリアンレストラン「ソーレ・シチリアーノ」は競合店に顧客を奪われていきます。幾つか対抗策を実行しますが、空回りしてお店の経営は返って悪化していきます。親戚の売れっ子コンサルタント「勝さん」の助言によりお店のコンセプトを明確化し、それに合わせた施策で「ソーレ・シチリアーノ」を復活へと導くお話です。 物語としては少々わざとらし過ぎる面もありましたが、この手の本では仕方ないですよネ。
<本書で学ぶべき事>
物語中に散りばめられている経営戦略のうち主な物は次の4つだと思います。
①経営理論BASiCS
マーケティングを次の5つの要素に分けて考え明確化する
B(BattleField)-戦場・競合 A(Assete)-独自の経営資源 S(Strength)-強み C(Customer)-顧客 S(Selling Message)-メッセージ
②「強味」は結局次の3つしかない
・手軽軸-(競合より)早い・安い・便利
・商品軸-(競合より)高品質・新技術
・密着軸-(競合より)顧客の個別ニーズに対応
③せすじ評価サイクルを回せ
・戦略を考える → ・目標数字に落とし込む → ・実施策を考え実行する
このサイクルをコマメに回し、戦略を修正しながら実行していく。
④顧客のマインドフローに合った対策を
顧客が購買に至る(再来店する)までの心の動きを考え、それに応じた対策を立てる。
「知る」→「興味を持つ」→「手に取る・行ってみる」→「他との比較を行う」→「購入する」→「使用する」→「満足する」
購入に至らなかったり、再購入が無いのはこのどこかで引っかかっていることを意味する。
その引っかかりを取り除く対策を立てる必要があるが、引っかかっている過程により対策は異なる。
一般的に下流での引っかかりを是正するほど購買率に大きく寄与する。
<決定打に欠けるかナ?>
結局、「ソーレ・シチリアーノ」のコンセプトは「シチリアの太陽」だそうです。(この表現自体、具体性に欠け意味不明です)
「密着軸」に重点を置き、「ホームパーティーやってるみたい」なくつろげるお店を目指す。独自の経営資源は「優秀なスタッフ」だそうで、このスタッフを総動員して、顧客に寄り添ったおもてなしを行う事を目指します。
その結果・・・半年後には大変な繁盛店となり2号店の出店も決まる・・・・という物語ですが、どうでしょうか。もしこれが現実のお話であったなら低迷店の復活策としては「それでは弱いなァ」と感じてしまいました。持続性にも限界があるのでは?
読後の印象としては、1作目の方がずっと強烈なインパクトを受けたように感じました。でもあれから5年も経ちますからね。もしかしたら私自身「商売慣れ」して感受性が弱っているのかもしれません。
1作目は今でも御幸町図書館にあるので、今度行ったら手に取って読み返してみたいと思います。
(Amazonにて購入)

佐藤義典 著

<あれから5年>
本書は「新人OLつぶれかけの会社を任される」の続編です。
前作を読んだのは自分の記録を見るとなんと2012年ですから、なんと5年越しの続編購読になります。前作はかなり気に入ったと記憶しています。軽いタッチの物語の中に、マーケティング理論が散りばめられていて読みやすく、しかも内容は実践的なものでした。
前作のブログ記事はこちら。(画像をクリックしてください)

<お店のコンセプト>
本書は大きな括りで言えば、自店の経営コンセプト探しのお話です。これが定まっていないばかりに主人公「売れタマ」の運営するイタリアンレストラン「ソーレ・シチリアーノ」は競合店に顧客を奪われていきます。幾つか対抗策を実行しますが、空回りしてお店の経営は返って悪化していきます。親戚の売れっ子コンサルタント「勝さん」の助言によりお店のコンセプトを明確化し、それに合わせた施策で「ソーレ・シチリアーノ」を復活へと導くお話です。 物語としては少々わざとらし過ぎる面もありましたが、この手の本では仕方ないですよネ。
<本書で学ぶべき事>
物語中に散りばめられている経営戦略のうち主な物は次の4つだと思います。
①経営理論BASiCS
マーケティングを次の5つの要素に分けて考え明確化する
B(BattleField)-戦場・競合 A(Assete)-独自の経営資源 S(Strength)-強み C(Customer)-顧客 S(Selling Message)-メッセージ
②「強味」は結局次の3つしかない
・手軽軸-(競合より)早い・安い・便利
・商品軸-(競合より)高品質・新技術
・密着軸-(競合より)顧客の個別ニーズに対応
③せすじ評価サイクルを回せ
・戦略を考える → ・目標数字に落とし込む → ・実施策を考え実行する
このサイクルをコマメに回し、戦略を修正しながら実行していく。
④顧客のマインドフローに合った対策を
顧客が購買に至る(再来店する)までの心の動きを考え、それに応じた対策を立てる。
「知る」→「興味を持つ」→「手に取る・行ってみる」→「他との比較を行う」→「購入する」→「使用する」→「満足する」
購入に至らなかったり、再購入が無いのはこのどこかで引っかかっていることを意味する。
その引っかかりを取り除く対策を立てる必要があるが、引っかかっている過程により対策は異なる。
一般的に下流での引っかかりを是正するほど購買率に大きく寄与する。
<決定打に欠けるかナ?>
結局、「ソーレ・シチリアーノ」のコンセプトは「シチリアの太陽」だそうです。(この表現自体、具体性に欠け意味不明です)
「密着軸」に重点を置き、「ホームパーティーやってるみたい」なくつろげるお店を目指す。独自の経営資源は「優秀なスタッフ」だそうで、このスタッフを総動員して、顧客に寄り添ったおもてなしを行う事を目指します。
その結果・・・半年後には大変な繁盛店となり2号店の出店も決まる・・・・という物語ですが、どうでしょうか。もしこれが現実のお話であったなら低迷店の復活策としては「それでは弱いなァ」と感じてしまいました。持続性にも限界があるのでは?
読後の印象としては、1作目の方がずっと強烈なインパクトを受けたように感じました。でもあれから5年も経ちますからね。もしかしたら私自身「商売慣れ」して感受性が弱っているのかもしれません。
1作目は今でも御幸町図書館にあるので、今度行ったら手に取って読み返してみたいと思います。
(Amazonにて購入)

2015年01月17日
ネットで儲ける王様のからくり
ネットで儲ける王様のからくり
竹内謙礼 著

<手に入れました>
昨年末から、この本が気になっていました。発行は1年半前なので、Web活用のノウハウとしてはすでに古いのかも知れません。
それでも、他の方の書評を拝見し、是非とも読んでみたったのです。派手な表紙ですが、マンガではありません。(ライトノベル風ですが・・)
<もはやインターネットは中小企業に優しくない>
少し大袈裟な表現ですが、一昔前までは、インターネットは万人に平等な機会を提供してくれました。
日本有数の大企業のホームページも、町の花屋さんのホームページも、対等に1つのホームページでした。
資金力の無い小規模企業にとって、インターネットは大きな武器となり得ると私も期待したものです。
しかし、Webサイトの成熟期を過ぎた今、ホームページはあまりにも多くなりすぎ、その結果ネット広告等へ投下する資金の大小がホームページ活用の優位性を左右する時代となっています。
ホームページを作っても、多くのお客さんに見てもらうためにはそれなりの「広告費」が必要なのです。
<ネットサイトの錯覚>
それでも、過去のイメージが尾を引いているのか、ネットで広告すれば集客できる。商売のやり方を革新できる・・・といった考えは根強く残っているようです。そして、それを商売のタネにするIT系企業というのも存在します。
本書は、そんなIT系企業に勤務するやり手社員と実家の花屋で働く若者の物語形式で進みます。
<小規模企業のWebサイト活用法>
物語の中で、IT系企業のやり手社員が、同級生の実家の花屋を盛り立てるべくWebサイトを活用します。
単にWebサイトを立ち上げても役に立たない事を熟知している彼は、これまでのノウハウを総動員して「役立つ」Webサイト活用に取り組みます。
物語りではありますが、この手法は小規模企業のWeb活用について「ツボ」を押さえていると思います。
・サイト作成は業者に頼んでも良いが、内容まで業者任せにしない。サイトのプロデュースは自社でする。
・どんな人に向けての広告なのか、対象を意識したWebサイト作りを行う。
・ネットだけで売るのではなく、Webと地域社会を絡めた営業・広告を行う。
・有効で競合の少ない検索キーワードを探す。
・効果的な市場やサービスを探し、自社のサービスを変えていく。
・・・・こんなところでしょうか。
<内容は薄いかもしれませんが>
Webサイト運用のノウハウ本と考えると、内容が薄く満足いくものでは無いと思いますが、本書のねらいはそういった事では無いのでしょう。
ライトノベル風の軽い物語でどんどん読める割に、Web運営では無理の無い現実的なお話で、その考え方は実社会でも役立つ内容だと思いました。手に入れてよかった1冊です。
(Amazonにて購入)

竹内謙礼 著

<手に入れました>
昨年末から、この本が気になっていました。発行は1年半前なので、Web活用のノウハウとしてはすでに古いのかも知れません。
それでも、他の方の書評を拝見し、是非とも読んでみたったのです。派手な表紙ですが、マンガではありません。(ライトノベル風ですが・・)
<もはやインターネットは中小企業に優しくない>
少し大袈裟な表現ですが、一昔前までは、インターネットは万人に平等な機会を提供してくれました。
日本有数の大企業のホームページも、町の花屋さんのホームページも、対等に1つのホームページでした。
資金力の無い小規模企業にとって、インターネットは大きな武器となり得ると私も期待したものです。
しかし、Webサイトの成熟期を過ぎた今、ホームページはあまりにも多くなりすぎ、その結果ネット広告等へ投下する資金の大小がホームページ活用の優位性を左右する時代となっています。
ホームページを作っても、多くのお客さんに見てもらうためにはそれなりの「広告費」が必要なのです。
<ネットサイトの錯覚>
それでも、過去のイメージが尾を引いているのか、ネットで広告すれば集客できる。商売のやり方を革新できる・・・といった考えは根強く残っているようです。そして、それを商売のタネにするIT系企業というのも存在します。
本書は、そんなIT系企業に勤務するやり手社員と実家の花屋で働く若者の物語形式で進みます。
<小規模企業のWebサイト活用法>
物語の中で、IT系企業のやり手社員が、同級生の実家の花屋を盛り立てるべくWebサイトを活用します。
単にWebサイトを立ち上げても役に立たない事を熟知している彼は、これまでのノウハウを総動員して「役立つ」Webサイト活用に取り組みます。
物語りではありますが、この手法は小規模企業のWeb活用について「ツボ」を押さえていると思います。
・サイト作成は業者に頼んでも良いが、内容まで業者任せにしない。サイトのプロデュースは自社でする。
・どんな人に向けての広告なのか、対象を意識したWebサイト作りを行う。
・ネットだけで売るのではなく、Webと地域社会を絡めた営業・広告を行う。
・有効で競合の少ない検索キーワードを探す。
・効果的な市場やサービスを探し、自社のサービスを変えていく。
・・・・こんなところでしょうか。
<内容は薄いかもしれませんが>
Webサイト運用のノウハウ本と考えると、内容が薄く満足いくものでは無いと思いますが、本書のねらいはそういった事では無いのでしょう。
ライトノベル風の軽い物語でどんどん読める割に、Web運営では無理の無い現実的なお話で、その考え方は実社会でも役立つ内容だと思いました。手に入れてよかった1冊です。
(Amazonにて購入)

2014年11月10日
マーケティングってそういうことだったの(・∀・)!?
マーケティングってそういうことだったの(・∀・)!?
豊田裕貴 著

<久しぶりの萌え系>
久しぶりの萌え系表紙のビジネス書です。新人OLさくらと学ぶ・・・というキャッチフレーズの本書ですが、著者とのQ&A形式の記述に過ぎず、特に「新人OLさくら」を意識する必要は無いように思えます。個人的には物語仕立ての方が好きなのですが・・・。
<マーケティングの基本>
AIDMA理論やマーケティングの4P、STP、ブランド化、ブルーオーシャン戦略、集中の法則等の話をコンパクトに纏め、テンポ良く解説しています。
ただし、この辺は基礎的な事はすでに理解済みという方には退屈かもしれません。最終章のケース解説で、ブランディングで「世界観」を売る話や、価格の引下げにより客層が変わってしまう例、そして無名なネットショップの集客法としてのフラッシュマーケティング等は私としては参考になりました。
<マーケティング理論の零細企業・個人事業への活用>
大手企業の宣伝部に居れば、こうした理論を踏まえて色々な仕事ができるのでしょうが、小規模企業や個人事業ではどうでしょう?
AIDMA理論だとかブランディングなんて言っても・・・明日の売上増加にどう結びつけて良いのか・・・ちょっと現実的ではないですよね。
でも、大手ばかりがこのような理論を取り入れ、小規模・個人事業がこういった事を考えず無造作に宣伝活動をしていたら、差はどんどん開くばかりです。何かやり方が無いものでしょうか。
<ニーズのある所に告知>
マーケティングには、潜在的な需要を堀り起こすとか、ニーズの創造なんて分野もあるようですが、小規模企業・個人事業ではこの辺はかなり困難でしょう。一定量のニーズのある仕事を生業とし、そのニーズのある場所へ自身の存在を告知する・・・これ位が小規模企業・個人事業のマーケティングの実態だと思います。投下資金が限られていますので、広告媒体の選択を含め、これをいかに効率良く実施できるかが課題でしょう。
<世界観を発信>
そんな中、本書を読んで、「世界感を発信する」というのは小規模事業であっても意外と良いのではないかと思いました。
小さなお店でも、内部造作やディスプレイの工夫で「世界感」を実現するのは可能でしょう。ホームページやブログ、宣伝用ビラ等でもデザインや内容を統一し、「世界感」を発信していく事は小規模事業であっても実現可能だと思います。
ブランド・・・とまでいかなくても、その「世界感」を大切にして商品やサービスの提供をしていくことで、他店とは差別化もでき、価格競争からも一線を引くことが出来るかもしれません。
この場合、どんな「世界感」にするかが成否に大きく影響しそうですね。多分にクリエイト系の資質を必要としそうで難しいのですが、しかし、自身で事業を立ち上げたり、お店を構えたりする方は、こういった夢のある仕事は好きなのでは?・・・私も、こういった事を考えると寝る時間を忘れて自身の想像の中で盛り上がってしまいます。 (余談ですが、翌朝冷静になると昨晩の妄想に浸っていた自分が少々恥ずかしかったりします。)
(静岡市立御幸町図書館所蔵)

豊田裕貴 著

<久しぶりの萌え系>
久しぶりの萌え系表紙のビジネス書です。新人OLさくらと学ぶ・・・というキャッチフレーズの本書ですが、著者とのQ&A形式の記述に過ぎず、特に「新人OLさくら」を意識する必要は無いように思えます。個人的には物語仕立ての方が好きなのですが・・・。
<マーケティングの基本>
AIDMA理論やマーケティングの4P、STP、ブランド化、ブルーオーシャン戦略、集中の法則等の話をコンパクトに纏め、テンポ良く解説しています。
ただし、この辺は基礎的な事はすでに理解済みという方には退屈かもしれません。最終章のケース解説で、ブランディングで「世界観」を売る話や、価格の引下げにより客層が変わってしまう例、そして無名なネットショップの集客法としてのフラッシュマーケティング等は私としては参考になりました。
<マーケティング理論の零細企業・個人事業への活用>
大手企業の宣伝部に居れば、こうした理論を踏まえて色々な仕事ができるのでしょうが、小規模企業や個人事業ではどうでしょう?
AIDMA理論だとかブランディングなんて言っても・・・明日の売上増加にどう結びつけて良いのか・・・ちょっと現実的ではないですよね。
でも、大手ばかりがこのような理論を取り入れ、小規模・個人事業がこういった事を考えず無造作に宣伝活動をしていたら、差はどんどん開くばかりです。何かやり方が無いものでしょうか。
<ニーズのある所に告知>
マーケティングには、潜在的な需要を堀り起こすとか、ニーズの創造なんて分野もあるようですが、小規模企業・個人事業ではこの辺はかなり困難でしょう。一定量のニーズのある仕事を生業とし、そのニーズのある場所へ自身の存在を告知する・・・これ位が小規模企業・個人事業のマーケティングの実態だと思います。投下資金が限られていますので、広告媒体の選択を含め、これをいかに効率良く実施できるかが課題でしょう。
<世界観を発信>
そんな中、本書を読んで、「世界感を発信する」というのは小規模事業であっても意外と良いのではないかと思いました。
小さなお店でも、内部造作やディスプレイの工夫で「世界感」を実現するのは可能でしょう。ホームページやブログ、宣伝用ビラ等でもデザインや内容を統一し、「世界感」を発信していく事は小規模事業であっても実現可能だと思います。
ブランド・・・とまでいかなくても、その「世界感」を大切にして商品やサービスの提供をしていくことで、他店とは差別化もでき、価格競争からも一線を引くことが出来るかもしれません。
この場合、どんな「世界感」にするかが成否に大きく影響しそうですね。多分にクリエイト系の資質を必要としそうで難しいのですが、しかし、自身で事業を立ち上げたり、お店を構えたりする方は、こういった夢のある仕事は好きなのでは?・・・私も、こういった事を考えると寝る時間を忘れて自身の想像の中で盛り上がってしまいます。 (余談ですが、翌朝冷静になると昨晩の妄想に浸っていた自分が少々恥ずかしかったりします。)
(静岡市立御幸町図書館所蔵)

2014年09月16日
看板の魅力で集客力がアップする
看板の魅力で集客力がアップする
アイワ広告㈱ 小山雅明 著

<出店計画?>
「看板」についての本は、比較的最近記事にしたばかりなのですが、また看板。何故かといえば・・・・
最近、「お店」の出店を考えているのです。何屋さんかって?・・・・もちろん「税理士屋さん」です。
この業種で路面店の開店というのは、ちょっと無謀な気もするのですが、少々考える所もありまして、これまでとは180度別の手法で集客にチャレンジしてみたいと思っています。果たして吉と出るか凶と出るか・・・・・などと悠長な事を言っていられなくなるかもしれません。
<立地の選択>
出店を考える際、一番考えるのは「立地」です。これはまさに商売の生命線にもなりかねません。しかし、家賃との兼ね合いもありますし、そもそも希望する立地に「空き」があるとは限りません。「理想」はあっても、現実にはいくつかの候補の中からの選択になってしまいますね。
<看板の威力>
「看板」は立地条件を補う力を持っています。しかも自由が効きます。広告規制や市の条令に反しない範囲で、ですが。
デザインや色彩を含め、プロの看板業者へ任せるケースが多いと思います。しかし、大まかなデザインや色調、基本的なコンセプトは事業主がこだわりたいものです。やはり、事業主が「想い」を入れた看板は迫力が違うでしょう。
<看板の鮮度を保つ>
本書の内容から一つご紹介しておきます。看板には「鮮度」というものがあるという考え方です。
基本的には、腐ったり、使用できなくなったりするものでは無いのですが、目立つ看板であっても、いつもそこを通る人から見ると次第に風景に溶け込んで行き、意識されなくなってしまう。というのです。
また、日光の影響や風化作用によってペンキ自体も色あせてきます。筆者は半年に一度程度看板の入れ替えが望ましいとアドバイスしています。
さて、私はどんな看板を作りましょうか?・・・出来たらこのブログでもご紹介しますね。
(静岡市立御幸町図書館所蔵)

アイワ広告㈱ 小山雅明 著

<出店計画?>
「看板」についての本は、比較的最近記事にしたばかりなのですが、また看板。何故かといえば・・・・
最近、「お店」の出店を考えているのです。何屋さんかって?・・・・もちろん「税理士屋さん」です。
この業種で路面店の開店というのは、ちょっと無謀な気もするのですが、少々考える所もありまして、これまでとは180度別の手法で集客にチャレンジしてみたいと思っています。果たして吉と出るか凶と出るか・・・・・などと悠長な事を言っていられなくなるかもしれません。
<立地の選択>
出店を考える際、一番考えるのは「立地」です。これはまさに商売の生命線にもなりかねません。しかし、家賃との兼ね合いもありますし、そもそも希望する立地に「空き」があるとは限りません。「理想」はあっても、現実にはいくつかの候補の中からの選択になってしまいますね。
<看板の威力>
「看板」は立地条件を補う力を持っています。しかも自由が効きます。広告規制や市の条令に反しない範囲で、ですが。
デザインや色彩を含め、プロの看板業者へ任せるケースが多いと思います。しかし、大まかなデザインや色調、基本的なコンセプトは事業主がこだわりたいものです。やはり、事業主が「想い」を入れた看板は迫力が違うでしょう。
<看板の鮮度を保つ>
本書の内容から一つご紹介しておきます。看板には「鮮度」というものがあるという考え方です。
基本的には、腐ったり、使用できなくなったりするものでは無いのですが、目立つ看板であっても、いつもそこを通る人から見ると次第に風景に溶け込んで行き、意識されなくなってしまう。というのです。
また、日光の影響や風化作用によってペンキ自体も色あせてきます。筆者は半年に一度程度看板の入れ替えが望ましいとアドバイスしています。
さて、私はどんな看板を作りましょうか?・・・出来たらこのブログでもご紹介しますね。
(静岡市立御幸町図書館所蔵)

2014年08月26日
アイドルとマーケティングの4P
アイドルとマーケティングの4P
水沢あきと 著

<ライトノベル>
ここ1年余り、仕事の合間によく小説を読むようになりました。ジャンルはライトノベル(ただし、あまり突飛なSFチックなものではなく、比較的現実的なもの)が多いです。(現実逃避行動の一種でしょうか?)
本書は、ビジネス書ではありません。ジリ貧の三流電話会社(携帯キャリア)の広報部に配属された青年とかけだしのアイドルを主人公としたエンターテイメントです。
<なぜかマーケティング理論の解説が・・・>
物語は広報や広告、プロモーションといった題材をベースに進行していくのですが、それ程深くマーケティング理論に絡むお話ではありません。・・・にもかかわらず、物語中3箇所、見開き2ページのボリュームでマーケティング理論の解説が挿入されています。
①セグメンテーションとターゲティング
顧客層を一定の条件でグループ分けし、最も効果的に売り込みができる客層を絞り込む・・・というあれですね。
②イノベーター理論
新商品等の購入に対するグループ顧客の性質を購入の時期別に5つの層に分解する理論。
イノベーター (革新者:全体の2.5%)
↓
アーリーアダプター(初期採用者:全体の13.5%)
↓
アーリーマジョリティー(前期追従者:全体の34%)
↓
レイトマジョリティー(後期追従者:全体の34%)
↓
ラガード(遅滞者:全体の16%)
ちなみに3番目のアーリーマジョリティーにまで商品が普及するかどうかがヒットするか否かの鍵(普及率16%)となるようで、中々超えられない谷間という趣旨から「キャズム理論」とも呼ばれているそうですよ。
③マーケティングの4P
商品を売るとき考慮すべき基本的な要素。
・製品(Product) ・価格(Price) ・流通(Place) ・広告(Promotion)
これら全ては一定水準で揃わなければ「商品」は売れないそうです。 中小企業や個人事業ではどうしても「Place」と「Plomotion」が弱いですよね。
<続きがありそうですね>
一応完結して物語は終了しますが、第3巻くらいまでの続きがありそうな気がします。
私はこの作者さんの前々作「不思議系上司の攻略法」のファンです。こちらはSEの主人公とその年下美人上司(MBAのバリバリキャリアウーマン・・・だけど何故か秋葉原のメイドさんを兼務)との物語です。
クライアント企業へのシステム設営が物語りの舞台となり、社内コンプライアンスや競合他社の賄賂(クライアント従業員へのペイバック)、M&A(企業買収)、クライアント社屋の不正工事、ベンチャー企業とIPO(株式公開・上場)、コンサルタントの暗躍や循環取引による不正経理等の諸問題が絡んできます。それなりの知識と経験がなければ書ける話では無いと心から感心しました。ご興味があれば、こちらも是非一読をお勧めします。
ただし、いずれの本も「ライトノベル」であることをお忘れなく。
(谷島屋書店静岡本店にて購入)

水沢あきと 著

<ライトノベル>
ここ1年余り、仕事の合間によく小説を読むようになりました。ジャンルはライトノベル(ただし、あまり突飛なSFチックなものではなく、比較的現実的なもの)が多いです。(現実逃避行動の一種でしょうか?)
本書は、ビジネス書ではありません。ジリ貧の三流電話会社(携帯キャリア)の広報部に配属された青年とかけだしのアイドルを主人公としたエンターテイメントです。
<なぜかマーケティング理論の解説が・・・>
物語は広報や広告、プロモーションといった題材をベースに進行していくのですが、それ程深くマーケティング理論に絡むお話ではありません。・・・にもかかわらず、物語中3箇所、見開き2ページのボリュームでマーケティング理論の解説が挿入されています。
①セグメンテーションとターゲティング
顧客層を一定の条件でグループ分けし、最も効果的に売り込みができる客層を絞り込む・・・というあれですね。
②イノベーター理論
新商品等の購入に対するグループ顧客の性質を購入の時期別に5つの層に分解する理論。
イノベーター (革新者:全体の2.5%)
↓
アーリーアダプター(初期採用者:全体の13.5%)
↓
アーリーマジョリティー(前期追従者:全体の34%)
↓
レイトマジョリティー(後期追従者:全体の34%)
↓
ラガード(遅滞者:全体の16%)
ちなみに3番目のアーリーマジョリティーにまで商品が普及するかどうかがヒットするか否かの鍵(普及率16%)となるようで、中々超えられない谷間という趣旨から「キャズム理論」とも呼ばれているそうですよ。
③マーケティングの4P
商品を売るとき考慮すべき基本的な要素。
・製品(Product) ・価格(Price) ・流通(Place) ・広告(Promotion)
これら全ては一定水準で揃わなければ「商品」は売れないそうです。 中小企業や個人事業ではどうしても「Place」と「Plomotion」が弱いですよね。
<続きがありそうですね>
一応完結して物語は終了しますが、第3巻くらいまでの続きがありそうな気がします。
私はこの作者さんの前々作「不思議系上司の攻略法」のファンです。こちらはSEの主人公とその年下美人上司(MBAのバリバリキャリアウーマン・・・だけど何故か秋葉原のメイドさんを兼務)との物語です。
クライアント企業へのシステム設営が物語りの舞台となり、社内コンプライアンスや競合他社の賄賂(クライアント従業員へのペイバック)、M&A(企業買収)、クライアント社屋の不正工事、ベンチャー企業とIPO(株式公開・上場)、コンサルタントの暗躍や循環取引による不正経理等の諸問題が絡んできます。それなりの知識と経験がなければ書ける話では無いと心から感心しました。ご興味があれば、こちらも是非一読をお勧めします。
ただし、いずれの本も「ライトノベル」であることをお忘れなく。
(谷島屋書店静岡本店にて購入)

2014年06月30日
看板偏差値
看板偏差値
アイワ広告 小山雅明著

<看板使っています?>
一般顧客の集客に最も効果的で最もポピュラーな手法が「看板」でしょう。
野立て看板といって、道路や電車から良く見える位置に設置される看板もありますが、より身近なのは、お店の入り口や壁面に掲げる看板です。
しかし、身近なところで、私が担当しているお客様について考えてみると、あまり看板に注力されている方はいません。
不特定多数を商売対象としていない方が多いので余計にその傾向が強いのかもしれません。しかし、実際には目立った看板を出せない事情があるのです。
<借店舗の看板>
本書にも、斬新な看板のアイデアが事例として多数掲載されています。派手な色使いのもの、壁面から窓枠にまではみ出す形態のもの、奇抜な形で建物から飛び出しているもの。
自店に掲げる看板について一番の障害となっているのが。「借店舗」という現実ではないでしょうか。
斬新な看板を掲げて集客したいのですが、大家さんの許可が取れない。
確かに、大家さんの立場からすれば、いつまで借り続けてくれるか分からない入居者に建物の外部壁面の改装が必要な程の加工は許可したくありません。それに、集合店舗や雑居ビルの場合、他の入居者への配慮・調和・公平感も大切ですのでやはり無理なのでしょう。
結局、皆さん、かなり度妥協せざるを得ないのでしょう。(私もそうです)
<費用対効果ROI>
看板作成にどれだけ資金をつぎ込みますか?手元資金の都合もあるでしょうが、判断基準となるのは集客効果ですね。
ただし、集客効果は事後的にしか分かりませんので、結局は明確な答えはありません。
本書では費用対効果の計測にROIという指標を紹介しています。
「ROI=年間粗利益÷投下資本×100」これを看板に置き換えると
ROI= (看板による顧客増加数×客単価×平均粗利益率)÷看板制作費(+年間看板設置料)×100 ですね。
看板による顧客増加数は事前には分からない(事後でも正確にはわかりません)のですが、その看板を設置するにあたっての顧客増加数目標でも良いかもしれません。もちろん目標と現実は違うのですが、理論的にいくらぐらいの資金を看板へ掛けられるのか、一応の目安にはなると思います。
(静岡市立御幸町図書館所蔵)

アイワ広告 小山雅明著

<看板使っています?>
一般顧客の集客に最も効果的で最もポピュラーな手法が「看板」でしょう。
野立て看板といって、道路や電車から良く見える位置に設置される看板もありますが、より身近なのは、お店の入り口や壁面に掲げる看板です。
しかし、身近なところで、私が担当しているお客様について考えてみると、あまり看板に注力されている方はいません。
不特定多数を商売対象としていない方が多いので余計にその傾向が強いのかもしれません。しかし、実際には目立った看板を出せない事情があるのです。
<借店舗の看板>
本書にも、斬新な看板のアイデアが事例として多数掲載されています。派手な色使いのもの、壁面から窓枠にまではみ出す形態のもの、奇抜な形で建物から飛び出しているもの。
自店に掲げる看板について一番の障害となっているのが。「借店舗」という現実ではないでしょうか。
斬新な看板を掲げて集客したいのですが、大家さんの許可が取れない。
確かに、大家さんの立場からすれば、いつまで借り続けてくれるか分からない入居者に建物の外部壁面の改装が必要な程の加工は許可したくありません。それに、集合店舗や雑居ビルの場合、他の入居者への配慮・調和・公平感も大切ですのでやはり無理なのでしょう。
結局、皆さん、かなり度妥協せざるを得ないのでしょう。(私もそうです)
<費用対効果ROI>
看板作成にどれだけ資金をつぎ込みますか?手元資金の都合もあるでしょうが、判断基準となるのは集客効果ですね。
ただし、集客効果は事後的にしか分かりませんので、結局は明確な答えはありません。
本書では費用対効果の計測にROIという指標を紹介しています。
「ROI=年間粗利益÷投下資本×100」これを看板に置き換えると
ROI= (看板による顧客増加数×客単価×平均粗利益率)÷看板制作費(+年間看板設置料)×100 ですね。
看板による顧客増加数は事前には分からない(事後でも正確にはわかりません)のですが、その看板を設置するにあたっての顧客増加数目標でも良いかもしれません。もちろん目標と現実は違うのですが、理論的にいくらぐらいの資金を看板へ掛けられるのか、一応の目安にはなると思います。
(静岡市立御幸町図書館所蔵)

2013年07月30日
お客を選ぶ店ほどお客に選ばれる
お客を選ぶ店ほどお客に選ばれる
小山雅明著

<看板コンサルタント>
この本は「看板コンサルタント」のツバキ・スミレが、上司のアドバイスを受けながら、クライアントのお店のコンセプトを上手く表現した看板を設置し、「繁盛店」へと変貌させていくお話で、6つのお話から構成されています。
架空のお話という設定なのでしょうが、実際のBefore and Afterの写真がカラー刷りで掲載されており、ある程度実話に基づいているのでしょう。物語を読みながら写真を見るととても実感が沸きます。
<お店のコンセプトを表現>
基本的には「看板屋さん」のお話なので、前半はオーソドックスな集客看板のお話が続きます。
①発見確率の向上・・・目立ち、人目を引くこと
②魅力確率の向上・・・お店の情報をみて魅力感・興味が沸くこと
③IN誘導率の向上・・・お店に入り易いよう誘導すること
というポイントを踏まえた看板作りの話や、顧客の目線に立った看板作りが大切である事を物語に散りばめて解説しています。
<お店のコンセプトに合った顧客を集客する>
中盤からは、「お店のコンセプト」を顧客に正しく伝え、お店に合ったお客様を集客する事が「繁盛店」への条件であるとの考え方に基づいた看板づくりのお話です。「お店のコンセプト」に合った顧客とは、お店のコンセプトが好きで、喜んでくださるお客様で、言い換えれば「ファン」という事になります。
値段や条件によってお店を選んでくれた顧客は、その条件や値段が変われば店を離れてしまいますが、お店のコンセプトに共感してくれる顧客は安定的にお店を訪れてくれます。
<顧客になって欲しい人にしか見えない看板>
最終話は、究極的なお話でした、自費による予防的歯科診療を専門にする歯科医院の看板で、通常の社会保険診療の顧客は集客しないようにと言う注文のついた看板です。結局、主人公は「高級化」による差別化を図った看板を設置するのですが・・・・
このお話は、私自身、とても参考となるお話でした。歯医者さん同様、私の仕事も、自身が担当できるお客様の数には限りがあります。ちょっと失礼な言い方かもしれませんが、客層を上手くコントロールできないと、毎日お客様の都合や無理な注文に振り回されて消耗するばかりとなってしまいます。
自分はどのような仕事を専門的に担当していきたいのか。どのようなお客様を担当したいのか。これを良く考えた上で、どのような広告・営業手法を取ればそのようなお客様と接点を持てるのかを良く考えていく必要がありますね。
(静岡市立御幸町図書館所蔵)

小山雅明著

<看板コンサルタント>
この本は「看板コンサルタント」のツバキ・スミレが、上司のアドバイスを受けながら、クライアントのお店のコンセプトを上手く表現した看板を設置し、「繁盛店」へと変貌させていくお話で、6つのお話から構成されています。
架空のお話という設定なのでしょうが、実際のBefore and Afterの写真がカラー刷りで掲載されており、ある程度実話に基づいているのでしょう。物語を読みながら写真を見るととても実感が沸きます。
<お店のコンセプトを表現>
基本的には「看板屋さん」のお話なので、前半はオーソドックスな集客看板のお話が続きます。
①発見確率の向上・・・目立ち、人目を引くこと
②魅力確率の向上・・・お店の情報をみて魅力感・興味が沸くこと
③IN誘導率の向上・・・お店に入り易いよう誘導すること
というポイントを踏まえた看板作りの話や、顧客の目線に立った看板作りが大切である事を物語に散りばめて解説しています。
<お店のコンセプトに合った顧客を集客する>
中盤からは、「お店のコンセプト」を顧客に正しく伝え、お店に合ったお客様を集客する事が「繁盛店」への条件であるとの考え方に基づいた看板づくりのお話です。「お店のコンセプト」に合った顧客とは、お店のコンセプトが好きで、喜んでくださるお客様で、言い換えれば「ファン」という事になります。
値段や条件によってお店を選んでくれた顧客は、その条件や値段が変われば店を離れてしまいますが、お店のコンセプトに共感してくれる顧客は安定的にお店を訪れてくれます。
<顧客になって欲しい人にしか見えない看板>
最終話は、究極的なお話でした、自費による予防的歯科診療を専門にする歯科医院の看板で、通常の社会保険診療の顧客は集客しないようにと言う注文のついた看板です。結局、主人公は「高級化」による差別化を図った看板を設置するのですが・・・・
このお話は、私自身、とても参考となるお話でした。歯医者さん同様、私の仕事も、自身が担当できるお客様の数には限りがあります。ちょっと失礼な言い方かもしれませんが、客層を上手くコントロールできないと、毎日お客様の都合や無理な注文に振り回されて消耗するばかりとなってしまいます。
自分はどのような仕事を専門的に担当していきたいのか。どのようなお客様を担当したいのか。これを良く考えた上で、どのような広告・営業手法を取ればそのようなお客様と接点を持てるのかを良く考えていく必要がありますね。
(静岡市立御幸町図書館所蔵)

2013年05月14日
USP
USP (ユニーク・セリング・プロポジション)
ロッサー・リーブス 著 加藤洋一 監訳 近藤隆文 訳

<USPって?>
パソコン周辺機器の接続器具のような名前ですが・・・全く関係ありません。
広告宣伝の専門用語で、ユニーク・セリング・プロポジション。その商品の「独自の売り(便益)の提案」を意味する用語だそうです。
①広告は全て、消費者に対して提案をするものでなければならない。
②その提案は競争相手が示せない独自のものでなければならない。
③その提案は、顧客を引き付ける強力なものでなければならない。
広告宣伝の中にUPSが含まれているか否かが広告の成否を分けるというのが、著者の意見です。
<成果の測定が難しい「広告」>
広告はコストがかかるものです。テレビコマーシャルや新聞広告などは、資金力のある大手企業でなければできません。
しかし、その何百万~何千万円を費やす広告の効果は非常に曖昧なものです。
理論上は、広告をしなかった場合とした場合の差を見れば一目瞭然なのですが、パラレルワ-ルドの別世界でも存在しない限り、両方を同時に成立させる事は困難です。このため、地域をずらしたり時間をずらしたりして測定する手法が採られますが、「広告実施の有無」以外の要因も変動してしまうため、本当の広告の効果は測定困難です。
本書は広告業界のコンサルタントが書いたもので、一般には困難とされている広告の効果測定を我々(著者の運営する会社)では確実に出来るとし、幾つかの例を挙げています。しかし、どれも例示企業の特定を避けようとするためか、抽象的で曖昧な記述であり納得感のある説明ではありませんでした。
<広告に関するアドバイス>
その他、広告宣伝のアドバイスでよく言われることではありますが、以下のようなアドバイスが書かれています。
・1つの広告では1つの事に焦点を絞って消費者にうったえかける事
・顧客の便益(ベネフィット)を前面に出して訴えかける事
・広告やキャンペーンの内容を頻繁に変更せず、継続的に消費者へ訴えかける事
etc・・・
<効果的な広告を行うための考え方>
TVコマーシャルというと幾つか印象的なものが浮かびますね。これらのヒットコマーシャルはもちろん、売上に大きく貢献していると思いますが、上記のようなUSPを含むものもあれば、これらの法則とは一致しなくても、イメージ映像や言葉のゴロが強烈な印象を生み出しているものもあります。
著者は後者によるヒットコマーシャルを決して否定はしていません。この様なケースもあることを認めた上で、それでも上記の法則の有効性を訴えています。
これらの法則に従わなくても、何本かに1本の割合で、非常に効果的なコマーシャルが生まれます。しかしそれは何十本に1本のごく稀な確率でしか発生しません。しかしUSPや上記アドバイスに沿ったコマーシャル作りを行えば、大ヒットコマーシャルを生み出す確率はあまり変わらなくても、それなりに効果を上げるコマーシャルを高い確率で生み出すことができます。
上手く表現できないのですが、この考え方、私は結構好きです。ビジネスチャンスをギャンブルではなく、ロジカルで理知的な方向へと導く考え方のような気がするからかもしれません。ビジネスとはこうあるべきだと思います。
(静岡市立御幸町図書館)

ロッサー・リーブス 著 加藤洋一 監訳 近藤隆文 訳

<USPって?>
パソコン周辺機器の接続器具のような名前ですが・・・全く関係ありません。
広告宣伝の専門用語で、ユニーク・セリング・プロポジション。その商品の「独自の売り(便益)の提案」を意味する用語だそうです。
①広告は全て、消費者に対して提案をするものでなければならない。
②その提案は競争相手が示せない独自のものでなければならない。
③その提案は、顧客を引き付ける強力なものでなければならない。
広告宣伝の中にUPSが含まれているか否かが広告の成否を分けるというのが、著者の意見です。
<成果の測定が難しい「広告」>
広告はコストがかかるものです。テレビコマーシャルや新聞広告などは、資金力のある大手企業でなければできません。
しかし、その何百万~何千万円を費やす広告の効果は非常に曖昧なものです。
理論上は、広告をしなかった場合とした場合の差を見れば一目瞭然なのですが、パラレルワ-ルドの別世界でも存在しない限り、両方を同時に成立させる事は困難です。このため、地域をずらしたり時間をずらしたりして測定する手法が採られますが、「広告実施の有無」以外の要因も変動してしまうため、本当の広告の効果は測定困難です。
本書は広告業界のコンサルタントが書いたもので、一般には困難とされている広告の効果測定を我々(著者の運営する会社)では確実に出来るとし、幾つかの例を挙げています。しかし、どれも例示企業の特定を避けようとするためか、抽象的で曖昧な記述であり納得感のある説明ではありませんでした。
<広告に関するアドバイス>
その他、広告宣伝のアドバイスでよく言われることではありますが、以下のようなアドバイスが書かれています。
・1つの広告では1つの事に焦点を絞って消費者にうったえかける事
・顧客の便益(ベネフィット)を前面に出して訴えかける事
・広告やキャンペーンの内容を頻繁に変更せず、継続的に消費者へ訴えかける事
etc・・・
<効果的な広告を行うための考え方>
TVコマーシャルというと幾つか印象的なものが浮かびますね。これらのヒットコマーシャルはもちろん、売上に大きく貢献していると思いますが、上記のようなUSPを含むものもあれば、これらの法則とは一致しなくても、イメージ映像や言葉のゴロが強烈な印象を生み出しているものもあります。
著者は後者によるヒットコマーシャルを決して否定はしていません。この様なケースもあることを認めた上で、それでも上記の法則の有効性を訴えています。
これらの法則に従わなくても、何本かに1本の割合で、非常に効果的なコマーシャルが生まれます。しかしそれは何十本に1本のごく稀な確率でしか発生しません。しかしUSPや上記アドバイスに沿ったコマーシャル作りを行えば、大ヒットコマーシャルを生み出す確率はあまり変わらなくても、それなりに効果を上げるコマーシャルを高い確率で生み出すことができます。
上手く表現できないのですが、この考え方、私は結構好きです。ビジネスチャンスをギャンブルではなく、ロジカルで理知的な方向へと導く考え方のような気がするからかもしれません。ビジネスとはこうあるべきだと思います。
(静岡市立御幸町図書館)

タグ :USP
2013年02月05日
御社の「売り」を小学5年生に15秒で説明できますか ?
御社の「売り」を小学5年生に15秒で説明できますか ?
松本賢一著

<15秒で伝える技術の大切さ>
情報過多の時代です。TVやラジオはもとより、インターネットや各種メディアの普及で、消費者のうけとる情報量は膨大なものとなっています。そんな中、自社の商品情報をターゲットとなる顧客へ届けるにはどうすればよいのでしょうか。
15秒。TVコマーシャル一枠分の時間だそうで、特別な興味が無い場合でも人が注意を払ってくれる限界時間だそうです。
TVコマーシャルでなくとも、チラシやポスター、HPの宣伝等でも1つの目安となる時間でしょう。
この15秒の間に、ターゲットとなる顧客層へ印象に残るメッセージを送り込むのです。
<なぜ小学校5年生なのか>
小学校5年生というのは、子供から大人の感覚に成長するための1つの壁を越える時期で、これを象徴する課題が下記2つだそうです。
①国語・・・大造じいさんとガン
自分が同化し難い「他人」の心の動きをくみ取る。
②算数・・・割合・百分率・割合
目で確認できない抽象的な数字を扱う。
つまり、この2つが最低限できる人に理解してもらえる程度の分かり易いメッセージである必要があります。
<独自の売りUSP>
一度聞いたら忘れないフレーズというのがありますね。大手企業のコマーシャルなどで時々耳にします。宣伝効果は絶大ですが、そのようなフレーズは資金を惜しみなく使った大手企業のコマーシャルですら「時々」しか生まれません。いかに難しいかわかりますね。
中小企業でもこのようなフレーズを生み出せれば、TVコマーシャルでなくとも広告宣伝効果は飛躍的に向上します。
ホームページのトップに掲げたり、ビラやポスターに目立つ文字で掲載すれば一定の効果は得られるでしょう。
ではこのようなフレーズをどのように作っていくのかというのが本書の本題です。
<心のこもった本心のメッセージを>
筆者が中小企業向けに勧めるのは、「一度聞いたら忘れないフレーズ」ではなく「分かり易い、心のこもったメッセージ」です。有名なコピーライターの真似をして奇抜な発想や変わった言葉で注意を引こうとしても、顧客は振り向いてくれないと言うのです。それよりは、自社製品・サービスの「売り」は何なのかを煎じ詰め、自身の心のこもった言葉で表現した方が、お客様へメッセージとしてしっかり届くというのです。
確かにそのとおりだとは思うのですが、反面、冒頭にあるように情報が溢れる社会の中で、多くの情報の中に埋もれてしまわないか疑問が残ります。
(ブックオフにて古書購入)

松本賢一著

<15秒で伝える技術の大切さ>
情報過多の時代です。TVやラジオはもとより、インターネットや各種メディアの普及で、消費者のうけとる情報量は膨大なものとなっています。そんな中、自社の商品情報をターゲットとなる顧客へ届けるにはどうすればよいのでしょうか。
15秒。TVコマーシャル一枠分の時間だそうで、特別な興味が無い場合でも人が注意を払ってくれる限界時間だそうです。
TVコマーシャルでなくとも、チラシやポスター、HPの宣伝等でも1つの目安となる時間でしょう。
この15秒の間に、ターゲットとなる顧客層へ印象に残るメッセージを送り込むのです。
<なぜ小学校5年生なのか>
小学校5年生というのは、子供から大人の感覚に成長するための1つの壁を越える時期で、これを象徴する課題が下記2つだそうです。
①国語・・・大造じいさんとガン
自分が同化し難い「他人」の心の動きをくみ取る。
②算数・・・割合・百分率・割合
目で確認できない抽象的な数字を扱う。
つまり、この2つが最低限できる人に理解してもらえる程度の分かり易いメッセージである必要があります。
<独自の売りUSP>
一度聞いたら忘れないフレーズというのがありますね。大手企業のコマーシャルなどで時々耳にします。宣伝効果は絶大ですが、そのようなフレーズは資金を惜しみなく使った大手企業のコマーシャルですら「時々」しか生まれません。いかに難しいかわかりますね。
中小企業でもこのようなフレーズを生み出せれば、TVコマーシャルでなくとも広告宣伝効果は飛躍的に向上します。
ホームページのトップに掲げたり、ビラやポスターに目立つ文字で掲載すれば一定の効果は得られるでしょう。
ではこのようなフレーズをどのように作っていくのかというのが本書の本題です。
<心のこもった本心のメッセージを>
筆者が中小企業向けに勧めるのは、「一度聞いたら忘れないフレーズ」ではなく「分かり易い、心のこもったメッセージ」です。有名なコピーライターの真似をして奇抜な発想や変わった言葉で注意を引こうとしても、顧客は振り向いてくれないと言うのです。それよりは、自社製品・サービスの「売り」は何なのかを煎じ詰め、自身の心のこもった言葉で表現した方が、お客様へメッセージとしてしっかり届くというのです。
確かにそのとおりだとは思うのですが、反面、冒頭にあるように情報が溢れる社会の中で、多くの情報の中に埋もれてしまわないか疑問が残ります。
(ブックオフにて古書購入)

2012年11月09日
小さな会社のネット集客超改善バイブル
小さな会社のネット集客超改善バイブル
藤巻直樹・塚原明彦 共著

<集客力こそ会社の力>
商売をやっていると、お客様・仕入先・出入りの業者等様々な方と関わりがうまれ、相手ごとに自分と色々な力関係が生じます。こちらが少し無理を言っても聞いてもらえる相手、逆にこちらが先方の無理に付き合わなければならない相手など様々ですね。ではこの力関係は何から生じるのでしょう?
私は、商売での立場の強さとは、突き詰めれば「集客力」ではないかと思います。集客力が強ければ、強気の商売が可能ですし、弱ければ現在の顧客を繋ぎ止めるため、無理難題を言われても従わざるを得ません。対顧客であれ、対仕入先業者であれ同じ原理が働くでしょう。
<ホームページの活用>
しかし、有名どころの大手メーカーや大型小売店ならともかく、一般的な中小企業が他を圧倒する「集客力」を身に付けることは本当に困難です。広告宣伝に使える資金は限られていますし、商品開発や個性的な店舗作りなどにも限界があります。そこで誰でも思いつくのがホームページです。作成時に多少の費用がかかりますが、維持管理コストは非常に低く抑えられます。・・・・問題は見てもらえるかどうかですが・・・・
<限定的な集客力でいい>
「集客力」といっても、中小企業はそれほど大きな集客力を身に付ける必要はありません。
自社が販売(あるいは受注)できるキャパシティーには限りがありますから、そのキャパシティーをコンスタントに充足するだけの「集客力」で十分なのです。例えば小規模の住宅リフォーム業者さんであれば、毎月新規の顧客を100人集める集客力など必要ありません。毎月5~10件の顧客を獲得できる集客力があれば十分やっていけるでしょう。
ホームページの活用による集客も、ネット社会の成熟に伴い圧倒的に資金力のある大手優位になっています。しかし「限定的な集客力」で良いと割り切れば、案外敷居は低くなるかもしれません。
<本書について>
題名のとおり、中小企業・個人事業主がホームページを活用した広告を行うためのアドバイス本です。
以下本書に記載されているアドバイスの要約です。
1.ホームページは新規顧客獲得に特化したものにする。
2.ホームページでの宣伝は、特定の商品・サービスに絞る。
3.ホームページの内容だけに気を配るのではなく以下の点に留意する。
①ホームページへの顧客の導入
(リスティング広告とSEO対策)
②顧客ニーズに訴求するわかりやすいホームページの内容作り
(ホームページの内容)
③興味をもった顧客からの問い合わせへの対応や当方からのアプローチの方法
(パンフレットやアポイント)
4.アクセス解析を利用し、常にホームページを改善していく。
多くを期待せず、ほんの少しでも「集客力」の増強に繋がれば良いですね。
(静岡市立御幸町図書館所蔵)

藤巻直樹・塚原明彦 共著

<集客力こそ会社の力>
商売をやっていると、お客様・仕入先・出入りの業者等様々な方と関わりがうまれ、相手ごとに自分と色々な力関係が生じます。こちらが少し無理を言っても聞いてもらえる相手、逆にこちらが先方の無理に付き合わなければならない相手など様々ですね。ではこの力関係は何から生じるのでしょう?
私は、商売での立場の強さとは、突き詰めれば「集客力」ではないかと思います。集客力が強ければ、強気の商売が可能ですし、弱ければ現在の顧客を繋ぎ止めるため、無理難題を言われても従わざるを得ません。対顧客であれ、対仕入先業者であれ同じ原理が働くでしょう。
<ホームページの活用>
しかし、有名どころの大手メーカーや大型小売店ならともかく、一般的な中小企業が他を圧倒する「集客力」を身に付けることは本当に困難です。広告宣伝に使える資金は限られていますし、商品開発や個性的な店舗作りなどにも限界があります。そこで誰でも思いつくのがホームページです。作成時に多少の費用がかかりますが、維持管理コストは非常に低く抑えられます。・・・・問題は見てもらえるかどうかですが・・・・
<限定的な集客力でいい>
「集客力」といっても、中小企業はそれほど大きな集客力を身に付ける必要はありません。
自社が販売(あるいは受注)できるキャパシティーには限りがありますから、そのキャパシティーをコンスタントに充足するだけの「集客力」で十分なのです。例えば小規模の住宅リフォーム業者さんであれば、毎月新規の顧客を100人集める集客力など必要ありません。毎月5~10件の顧客を獲得できる集客力があれば十分やっていけるでしょう。
ホームページの活用による集客も、ネット社会の成熟に伴い圧倒的に資金力のある大手優位になっています。しかし「限定的な集客力」で良いと割り切れば、案外敷居は低くなるかもしれません。
<本書について>
題名のとおり、中小企業・個人事業主がホームページを活用した広告を行うためのアドバイス本です。
以下本書に記載されているアドバイスの要約です。
1.ホームページは新規顧客獲得に特化したものにする。
2.ホームページでの宣伝は、特定の商品・サービスに絞る。
3.ホームページの内容だけに気を配るのではなく以下の点に留意する。
①ホームページへの顧客の導入
(リスティング広告とSEO対策)
②顧客ニーズに訴求するわかりやすいホームページの内容作り
(ホームページの内容)
③興味をもった顧客からの問い合わせへの対応や当方からのアプローチの方法
(パンフレットやアポイント)
4.アクセス解析を利用し、常にホームページを改善していく。
多くを期待せず、ほんの少しでも「集客力」の増強に繋がれば良いですね。
(静岡市立御幸町図書館所蔵)
