2014年03月25日

論理的に話す技術

論理的に話す技術
出口注 著




<マスクをつけずに乗り切りました>
3月もいよいよ終わり、まもなく桜の季節ですね。さすがに「インフルエンザ」も下火なのではないでしょうか?

風邪の予防という観点からは望ましくないのですが、私はお客様とお話する際はあえてマスクをつけないようにしています。

職業柄、話の内容はどうしても日常生活では馴染みの無い税金の話になります。そもそも難解で理解し難い話を、マスク越しの曇った声でモゴモゴと話したのでは、お客様は余計判り辛いのでは・・・・と思うのです。


<話す商売>
基本的に「士業」というのは「話す商売」です。私ども税理士の仕事は、帳簿を作成したり、申告書を作成、提出してその作成対価をいただくという「数字の代書屋」としての実務が基本です。しかし、正確に作って、期限どおり税務署へ提出すればそれでOK・・・という訳にはいきません。依頼主に内容を説明し、理解・納得していただいた上で同意していただく必要があります。

そのために「話す技術」は、この仕事の重要な要素なのです。


<しゃべり過ぎていない?>
自分自身についての自戒です。お客様にご理解いただこうと一生懸命になり、気が付くと一方的に自分ばかりがしゃべっているという状況に陥りがちです。毎回、「ちょっとしゃべりすぎたか・・・・」と帰り道で反省するのですが、次のお客様のところで、また同じことをやってしまいます。

原因は判っているのです。
①説明不足を懸念して、色々と補足説明を話し過ぎてしまう。
②お客様の理解を促そうと、同じ内容を例示を替えて何度も重複説明してしまう。


<ルールを決める>
本書を読んで「ドキッ」とする指摘がいくつもありました。もしかすると、数名のお客様から「残念な人」と思われているかもしれません。

改善策は・・・・「自分自身でルールを決める」のだそうです。例えば、「同じ内容の説明は2回まで」とか、「〇フレーズ以上続けて話さない」とか、「一定の単元ごとに一呼吸おいて相手の表情を見る」とか。

そうですね。相手あっての「会話」ですので、いくら熱意を込めて説明しても相手に不快感を与えては意味がありません。


<間合いを計り沈黙を活用>
会話をしながら相手との間合いを計ること、そして会話の間の「沈黙」を上手く活用すること。

上級編でしょうか。こういった事が自然にできると素敵な人物になるかもしれませんね。話の間に「間」をおく。・・・・心掛けてみます。

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Posted by 書架の番人 at 08:04営業・販売