2013年02月08日

読むだけでアプリを開発できる本

読むだけでアプリを開発できる本

園田 誠 著

読むだけでアプリを開発できる本



<アプリ!>
スマートフォンが普及して「アプリ」という言葉をよく聞くようになりました。
私のような旧世代では、機械を動かす命令文の集合体は全て「ソフト」と呼んでいました。私はパソコン上で動かすもの=「ソフトウエア」であり、スマホ上で動かすもの=「アプリケーション」だと思っていましたが、どうやらそれは完全に誤りのようです。「アプリ」とはWindowsやMacOS、Android等一定の基本ソフトウエアが機能している環境下で機能する応用ソフトウエアのこと・・とか。  なんだ、やっぱり「ソフト」なんですね。


<作る側の世界>
仕事柄、パソコンは毎日使います。結構好きです。でも、所詮は出来合いのソフトウエアを上手く使いこなしているだけです。一線を越えて(ちょっと大げさですね)作る側に回る事はなかなかできません。


<コンピューターってこんなイメージだったっけ?>
今のWindowsやExcelやWordはとても便利で使い勝手もよいのですが、静的で文房具の代替品のようなイメージですよね。小さな頃イメージしていたコンピューターは、もっと動的なイメージが強いものでした。ピコピコと画面が動いて色々調べて答えを教えてくれるものです。今のものと何が違うのか・・・考えて見ると「画面が派手に動く」「長く連続した命令を実行する」「結果内容によって次の命令を自分で選び(分岐選択して)実行していく」というものでした。


<一瞬垣間見た世界>
30年程前、Windowsはおろか、MS-Dosも無かった時代、一番初めのパソコンブームの頃、Basicという初心者向けプログラム言語がありました。PCメーカー各社共通の規格が無かったため、それぞれのメーカーPCごとに言語の言い回し方が多少違っていましたが、英語に近い命令文に番号を付けて「RUN」と入力すると、記述した命令文を順番に実行していくのです。途中に「If~then~」という命令文を挿入することで、結果による命令の分岐もできましたし、「Goto~」で命令をループさせることも出来ました。知識が未熟な青少年でも、自分の作った単純なゲームを真っ黒な画面に浮かび上がらせる事ができたのです。


<マクロで再会>
このBasicというコンピューター言語、今はどうなってしまったのか分かりませんが、7~8年前に類似の機能を見つけて驚きました。Excelのマクロ機能の命令文がBasicと非常に似ているのです。命令文の分岐機能もループ機能もほぼそのまま使えます。だったら・・と即興で図形を画面上で8の字にパタパタと移動し続ける命令文をつくり実行させると・・・動く動く!これぞ正にコンピューターだ!今でも仕事に活用しています。


<Windows上で動くアプリを!>
でもこれは所詮Excel上でのこと。Excel無しで直接Windows上で命令を実行させるにはどうすれば良いのか。これができれば、更なる展望が開けるのか、それともあまり意味が無いのか。そんな思いが常に意識一部にありました。そこでこの本です。本書では、Windows上で直接命令を実行するために「Visual C♯」という言語を使う方法を解説しています。ウーンやっぱり少し時間をかけなければ即座に実践レベルは無理そうです。でもいつか自由に使いこなせたら良いですね。

(静岡市立御幸町図書館所蔵)

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Posted by 書架の番人 at 00:45 │IT

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