静岡で働く税理士の書架より

ダメ営業マンの僕が企業参謀に変わるまで
小関尚紀　著





＜本書の内容＞
本書は、ダメ営業マンの小関尚紀が秘書室に配属された新人OLの宮坂真央子（マオマオ）への恋愛を成就させるため、大学時代の恩師である東山照夫教授にアドバイスを受けながら成長していく物語です。

東山照夫教授は、色々な経営戦略の理論を用いて小関尚紀へのアドバイスを行います。
主人公はアドバイスに基づき現状を分析し、戦略を立案、自己改革に取り組みます。
その過程の中で、主人公は東山教授のアドバイスが自分の営業の仕事にも活かせることに気付き、いつしか自分の取引先に有効な経営アドバイスを行い信頼を得るまでになっていきます。

そしていよいよ宮坂真央子（マオマオ）へ告白･･･・・結果は･･･・・これから読む方のために伏せておきますね。
どうしても気になる方は本書でご確認下さい。P.189～190です。戸田書店静岡本店（葵タワー）の2階、経営書の書棚に1冊あります。


＜本書で扱う経営理論＞
物語の中で以下の経営理論が紹介されています。ただし、この物語は主人公と東山教授の漫才のような会話で進行するため、どこまでが経営戦略理論でどこからが「ボケ」なのかよく分かりません。また、各理論間の区切り目もあいまいです。
きちんと覚えたい方は、別の本で学習した方が良いでしょう。

１．SWOT分析
２．課題設定の方法
３．バランスド・スコアカード
　①戦略シナリオ
　②戦略マップ
　③KPI　ターゲット
　④アクションプラン
４．アンゾフの戦略論
５．ポーターの戦略論


＜表紙絵は人気アニメのイラストレイターを起用＞
本書の表紙絵、どこかで見たような親近感を感じたのですが、現在TV放映中の人気アニメ「アクセルワールド」の挿絵・カバーイラストを担当された方の作品だそうです。
さすが東洋経済。大手出版社が手がけると、こんなコラボレーションも実現できるのですね。

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