2014年09月22日
小さなお店の始め方・儲け方
誰も教えてくれない 小さなお店の始め方・儲け方
松長隆 谷繁夫 著
<出店計画?>
私のお客様にも新規出店をされる方、或いは出店に伴い、私のお客様となってくださる方がいらっしゃいます。
そのため、幾度かお客様の出店に立ち合わせていただきました。どなたも夢を描きひたむきに取り組まれます。
私事で恐縮ですが、いよいよ今度は自身のお店(事務所ですが、路面店ですのであえて「お店」と呼んでいます)を持つことになりそうです。
そんな訳で前回投稿と似た題材が続き恐縮ですが少々おつきあい下さい。
<開店までの道のり>
本書は自分のお店を持ち開店するまでの実務上の手続きを優しく解説している本です。
実際にお店を持とうとお考えの方は、手続き関係が一覧できますので、こういった本を事前に一読しておくと良いでしょう。
①立地の選択
販売する物品やサービスの内容により周辺地域や道路、交通機関、住民立地特性を勘案して店舗を選びます。
ただし、予算上の制約もありますし、現在の空き物件の中から選択するしかないので、実はそんなに選べません。
実際に現地に赴き、自身の目で通行人の動線を追う事も必要ですね。
②賃貸契約
月額家賃・共益費、敷金・保証金、礼金・仲介手数料、契約期間や解約条件等をよく確かめ、自身の計画に合う物件を契約します。
③資金計画
出店にあたっての資金計画を事前に立てておく、「敷金・礼金・保証金」「外装費用」「内装費用」「当初仕入費用」「広告宣伝費用」等あらかじめ大まかな金額で予定しておく。自己資金で不足する場合は金融機関からの借入れも視野に入れましょう。
④外装
具体的には看板や外部壁面の加工・塗装です。当然業者へ依頼する事になりますが、デザインや色彩等は知恵の見せ所です。統一感があってお客様を引き付ける効果があるよう、工夫を凝らしましょう。
⑤内装
借り店舗の場合、3パターンあります。
スケルトン・・・・・コンクリートの基礎だけの状態で引渡しを受け、自身で床や壁等を自由にレイアウトして作り込む方式。
居ぬき・・・・・・・・前回の賃借人の内装を壊さずそのまま引き継ぐ方式。
貸事務所形式・・汎用的な事務所として使用できるよう、床や壁、電話電気配線等が整えられているもの。
また、営む業種によって、内装に投下すべき資金配分も違ってくるでしょう。喫茶店やレストランは、居心地の良い空間を演出することが必要です。一方アパレル等では陳列の仕方にもよりますが、壁や床にコストをかけてもあまり意味がないそうです。
⑥インテリア・備品
上記同様、営む業種によってかけるべきコストの比重が異なります。
⑦スタッフ募集
いわゆる「オープニングスタッフ」と言うものですね。開店前からのスタッフはこれから「お店」を作っていくという特別な高揚感を共有でき、楽しく活気ある雰囲気を維持できる方を集めたいものです。 とはいえ「経営者」とは根本的に違いますので、開店だからといって契約と違う労働を無理強いするわけにはいきません。
⑧広告宣伝
あらゆる手を尽くし、お客様に開店日を告知したいものです。とはいえ、資金的な制約もあり、TVコマーシャルなどはなかなか難しいですね。
新聞折込広告がやっとではないでしょうか?スタッフを使って駅前でビラ入りティッシュ配りなどもよいですね。
⑨プレオープン
本開店前に、知人や仕入先等の方々を招き、お客様になっていただいて開店の実地訓練を行います。
ペーパー上で考えていた事と実務との違いに気付く事も多いのでは?
⑩開店
ここまでたどり着くと感動もひとしおでしょう・・・が、お店の運営は始まったばかりです。実際、長い間生き残れる割合というのはかなり厳しいようです。食べ物やさんだと「10年続けば老舗」なんて言われています。
(静岡市立御幸町図書館所蔵)
松長隆 谷繁夫 著
<出店計画?>
私のお客様にも新規出店をされる方、或いは出店に伴い、私のお客様となってくださる方がいらっしゃいます。
そのため、幾度かお客様の出店に立ち合わせていただきました。どなたも夢を描きひたむきに取り組まれます。
私事で恐縮ですが、いよいよ今度は自身のお店(事務所ですが、路面店ですのであえて「お店」と呼んでいます)を持つことになりそうです。
そんな訳で前回投稿と似た題材が続き恐縮ですが少々おつきあい下さい。
<開店までの道のり>
本書は自分のお店を持ち開店するまでの実務上の手続きを優しく解説している本です。
実際にお店を持とうとお考えの方は、手続き関係が一覧できますので、こういった本を事前に一読しておくと良いでしょう。
①立地の選択
販売する物品やサービスの内容により周辺地域や道路、交通機関、住民立地特性を勘案して店舗を選びます。
ただし、予算上の制約もありますし、現在の空き物件の中から選択するしかないので、実はそんなに選べません。
実際に現地に赴き、自身の目で通行人の動線を追う事も必要ですね。
②賃貸契約
月額家賃・共益費、敷金・保証金、礼金・仲介手数料、契約期間や解約条件等をよく確かめ、自身の計画に合う物件を契約します。
③資金計画
出店にあたっての資金計画を事前に立てておく、「敷金・礼金・保証金」「外装費用」「内装費用」「当初仕入費用」「広告宣伝費用」等あらかじめ大まかな金額で予定しておく。自己資金で不足する場合は金融機関からの借入れも視野に入れましょう。
④外装
具体的には看板や外部壁面の加工・塗装です。当然業者へ依頼する事になりますが、デザインや色彩等は知恵の見せ所です。統一感があってお客様を引き付ける効果があるよう、工夫を凝らしましょう。
⑤内装
借り店舗の場合、3パターンあります。
スケルトン・・・・・コンクリートの基礎だけの状態で引渡しを受け、自身で床や壁等を自由にレイアウトして作り込む方式。
居ぬき・・・・・・・・前回の賃借人の内装を壊さずそのまま引き継ぐ方式。
貸事務所形式・・汎用的な事務所として使用できるよう、床や壁、電話電気配線等が整えられているもの。
また、営む業種によって、内装に投下すべき資金配分も違ってくるでしょう。喫茶店やレストランは、居心地の良い空間を演出することが必要です。一方アパレル等では陳列の仕方にもよりますが、壁や床にコストをかけてもあまり意味がないそうです。
⑥インテリア・備品
上記同様、営む業種によってかけるべきコストの比重が異なります。
⑦スタッフ募集
いわゆる「オープニングスタッフ」と言うものですね。開店前からのスタッフはこれから「お店」を作っていくという特別な高揚感を共有でき、楽しく活気ある雰囲気を維持できる方を集めたいものです。 とはいえ「経営者」とは根本的に違いますので、開店だからといって契約と違う労働を無理強いするわけにはいきません。
⑧広告宣伝
あらゆる手を尽くし、お客様に開店日を告知したいものです。とはいえ、資金的な制約もあり、TVコマーシャルなどはなかなか難しいですね。
新聞折込広告がやっとではないでしょうか?スタッフを使って駅前でビラ入りティッシュ配りなどもよいですね。
⑨プレオープン
本開店前に、知人や仕入先等の方々を招き、お客様になっていただいて開店の実地訓練を行います。
ペーパー上で考えていた事と実務との違いに気付く事も多いのでは?
⑩開店
ここまでたどり着くと感動もひとしおでしょう・・・が、お店の運営は始まったばかりです。実際、長い間生き残れる割合というのはかなり厳しいようです。食べ物やさんだと「10年続けば老舗」なんて言われています。
(静岡市立御幸町図書館所蔵)
Posted by 書架の番人 at 08:07
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