2012年08月03日

9割がバイトでも最高のスタッフに育つディズニーの教え方の物語

9割がバイトでも最高のスタッフに育つディズニーの教え方の物語

かみじま柚水 著

9割がバイトでも最高のスタッフに育つディズニーの教え方の物語



<物語仕立ての人材育成の教科書>
ベストセラー本である「9割がバイトでも最高のスタッフに育つディズニーの教え方」を物語仕立てにした本です。
ベテランスタッフの浦河ミナギが初めてトレーナーを務め、新人アルバイト(ディズニーではキャストと言います)の南雲由愛を育てるお話です。指導する過程を通して、浦河ミナギ自身も様々な事に気づき成長していきます。

最初から最後まで完全な物語で、途中のビジネス理論の解説等は一切無いので、この本はビジネス書のカテゴリーで良かったのか?と疑問を感じまいました。 あっという間に楽しく最後まで読める本です。


<仕事がデキる人でも人材育成は苦手>
職場で何年か経験を積むと、誰もがやがてはその仕事に熟練し、職場の中核的なメンバーとなっていきます。しかし、ベテランであっても、その仕事を新人に教えるとなると、なかなか上手くいかないものです。自分の説明のし方や、相手への配慮を棚に上げ、ついつい相手の力不足や不器用さを理由に、叱り付けるような事になりがちですね。
私にも少なからず経験があります。


<本書の構成と内容>
本書では各章ごとに、概ね以下の内容となっています。

①伝える努力と伝え方の重要性
②コミュニケーションの原点=ホスピタリティーマインド
③リーダーシップを持つ利点
④自立心と主体性が奇跡を生み出す


<ディズニーの経営理念と従業員のモチベーション>
基本的に人材育成の本なのですが、物語の中にはディズニーの経営理念や従業員(キャスト)のモチベーション等がふんだんに盛り込まれ、私もここで働きたくなってしまいます。

やはり、従業員皆が同じ価値観・目標を持って積極的な気持ちで働く職場と言うのは、顧客もそして従業員自身も気持ちの良く感じるものです。
たとえ儲かっている会社でも、ギスギスした職場環境では長く続きませんよね。

(静岡市立御幸町図書館所蔵)

9割がバイトでも最高のスタッフに育つディズニーの教え方の物語



同じカテゴリー(その他)の記事画像
やってはいけないウォーキング
身近な人が亡くなった時の手続きと届出全部
自助論
ちょっと今から仕事やめてくる
一番やさしいピケティ「超」入門
日本一楽しい遺言書教室
同じカテゴリー(その他)の記事
 やってはいけないウォーキング (2017-10-03 22:16)
 身近な人が亡くなった時の手続きと届出全部 (2016-08-17 20:18)
 自助論 (2015-12-22 08:03)
 ちょっと今から仕事やめてくる (2015-12-02 07:40)
 一番やさしいピケティ「超」入門 (2015-09-07 08:08)
 日本一楽しい遺言書教室 (2015-08-31 08:08)

Posted by 書架の番人 at 00:45 │その他

削除
9割がバイトでも最高のスタッフに育つディズニーの教え方の物語