2015年04月21日
結果を出す男はなぜ「服」にこだわるのか?
結果を出す男はなぜ「服」にこだわるのか?
戸賀敬城 著
<ビジネスのためのファッション書>
面白い本を見つけました。ビジネスのためのファッション書です。単なる「身だしなみ」の本ではなく、ファッションを効果的に活用してビジネスの武器にしていこうという趣旨の本です。本書は「MensClub]編集長による著書です。
私が「ファッション」について興味を持ったなんて、笑われてしまいそうですね。
でも、この本を読んで、いままでの残念な自分に反省しきりです。
<服は自分のためでなく「相手」のために着ろ>
ビジネスファッションの基本は「相手」のための服、だそうです。
仕事を共にする仲間やお客様が、良い気持ちで自分に接してくれるように「服」を着るのです。
仕事着はおしゃれをするためのものではなく、「ビジネスツール」の1つです。決して「自分の好きな服を着る」のではなく「他人のために着る」ものなのです。
こういった観点からすれば、ヨレヨレのスーツや汚れた靴など、お客様や仕事仲間に大変失礼な事をしているわけですネ。
<経費を使うつもりで服を買え>
「スーツは経費になりますか?」個人事業主の方からよく受ける質問ですが・・・・今回はそういう話ではありません。
ビジネスでは、初対面の人と接する場面が非常に多いのです。本来は、その人とじっくりお話をして、人となり等を把握すべきなのですが、ビジネスでは時間の制約があります。その結果、どうしても「見た目」による印象がその後の付き合いを左右するケースが多いようです。
そういった意味から「見た目」を整える事はビジネスにとって意味ある事です。最低限のマナーをわきまえた服装というだけでなく、できればプラスの好印象を相手に与えたいものです。
昨今のデキるビジネスマンは自己投資してスキルを磨くようですが、ビジネススーツや靴を整える事はこれと同じ程度に重要な事です。
著者曰く「自己投資で研修等に使うお金があるなら、そのうちの一部を身だしなみに使え」だそうです。
<具体的なアドバイス>
本書は上記のような概念的な話ばかりでなく、ビジネススタイルの具体的なアドバイスも多く記述されています。
・「サイジング」が大切。自分の体にあったスーツを身に纏うこと。
・デキル男のシルエットは全体として「逆三角形」型を意識すること。
(サイズが大きいとボックス型シルエットになってしまいがち)
・Vゾーンを大きくとって効果的に使う。
・体型のコンプレックスを服で隠そうとするな、堂々と体のラインを出せ。
・紺のスーツ、黒のベルト・靴・鞄、白いシャツが効果的
(ただしリクルートスーツ風にならないように)
・スーツはチェーン店の3万円台のものでも良いので、各シーズン3着以上をローテーション。3年で買い替える。
・靴は高価なものほど耐久性が高い傾向にある。手入れすれば3足ローテーションで10年利用も可能。
・時計はあなたの価値を表す。どれだけ自分に投資しているか、どれだけ稼ぐ人なのかを反映する傾向にある。
・財布はあなたの稼ぐ力や経済状態を表す。
<・・・少しづつ改善できると良いのですが・・>
・・・・耳が痛いですね。でも本書を読んでビジネスファッションへの考え方が少し変わりました。
少しづつですが、私自身の身だしなみも整えていかなければ・・・・・
と同時にファッション雑誌編集者のファッション哲学に認識を新たにしました。
もっと表面的な「格好良さ」「受けの良さ」を追求しているものだと思っていました(失礼)が、その根底にこんなにしっかりとした哲学があろうとは驚きです。
(静岡市立御幸町図書館所蔵)
戸賀敬城 著
<ビジネスのためのファッション書>
面白い本を見つけました。ビジネスのためのファッション書です。単なる「身だしなみ」の本ではなく、ファッションを効果的に活用してビジネスの武器にしていこうという趣旨の本です。本書は「MensClub]編集長による著書です。
私が「ファッション」について興味を持ったなんて、笑われてしまいそうですね。
でも、この本を読んで、いままでの残念な自分に反省しきりです。
<服は自分のためでなく「相手」のために着ろ>
ビジネスファッションの基本は「相手」のための服、だそうです。
仕事を共にする仲間やお客様が、良い気持ちで自分に接してくれるように「服」を着るのです。
仕事着はおしゃれをするためのものではなく、「ビジネスツール」の1つです。決して「自分の好きな服を着る」のではなく「他人のために着る」ものなのです。
こういった観点からすれば、ヨレヨレのスーツや汚れた靴など、お客様や仕事仲間に大変失礼な事をしているわけですネ。
<経費を使うつもりで服を買え>
「スーツは経費になりますか?」個人事業主の方からよく受ける質問ですが・・・・今回はそういう話ではありません。
ビジネスでは、初対面の人と接する場面が非常に多いのです。本来は、その人とじっくりお話をして、人となり等を把握すべきなのですが、ビジネスでは時間の制約があります。その結果、どうしても「見た目」による印象がその後の付き合いを左右するケースが多いようです。
そういった意味から「見た目」を整える事はビジネスにとって意味ある事です。最低限のマナーをわきまえた服装というだけでなく、できればプラスの好印象を相手に与えたいものです。
昨今のデキるビジネスマンは自己投資してスキルを磨くようですが、ビジネススーツや靴を整える事はこれと同じ程度に重要な事です。
著者曰く「自己投資で研修等に使うお金があるなら、そのうちの一部を身だしなみに使え」だそうです。
<具体的なアドバイス>
本書は上記のような概念的な話ばかりでなく、ビジネススタイルの具体的なアドバイスも多く記述されています。
・「サイジング」が大切。自分の体にあったスーツを身に纏うこと。
・デキル男のシルエットは全体として「逆三角形」型を意識すること。
(サイズが大きいとボックス型シルエットになってしまいがち)
・Vゾーンを大きくとって効果的に使う。
・体型のコンプレックスを服で隠そうとするな、堂々と体のラインを出せ。
・紺のスーツ、黒のベルト・靴・鞄、白いシャツが効果的
(ただしリクルートスーツ風にならないように)
・スーツはチェーン店の3万円台のものでも良いので、各シーズン3着以上をローテーション。3年で買い替える。
・靴は高価なものほど耐久性が高い傾向にある。手入れすれば3足ローテーションで10年利用も可能。
・時計はあなたの価値を表す。どれだけ自分に投資しているか、どれだけ稼ぐ人なのかを反映する傾向にある。
・財布はあなたの稼ぐ力や経済状態を表す。
<・・・少しづつ改善できると良いのですが・・>
・・・・耳が痛いですね。でも本書を読んでビジネスファッションへの考え方が少し変わりました。
少しづつですが、私自身の身だしなみも整えていかなければ・・・・・
と同時にファッション雑誌編集者のファッション哲学に認識を新たにしました。
もっと表面的な「格好良さ」「受けの良さ」を追求しているものだと思っていました(失礼)が、その根底にこんなにしっかりとした哲学があろうとは驚きです。
(静岡市立御幸町図書館所蔵)
Posted by 書架の番人 at 08:08
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